Car business
自動車事業

先行技術開発型メーカーとして

先進のクルマづくりに貢献

製品紹介

Product製品紹介

クルマの商品性に直結する重要部品を開発・製造し、
自動車の軽量化・走り・衝突安全性に大きく貢献します。

約3万点のパーツからなる走る精密機械と言われる自動車。TOAの主要生産品は、クルマの骨格を形成する車体骨格部品と足回りパーツのサスペンション部品です。

車体骨格部品

自動車の衝突安全性能に貢献する超高強度な車体骨格部材

車体骨格部品は、自動車の衝突安全性に貢献しています。
自動車の衝突時、車体前部のエネルギー吸収ゾーンは変形して衝突エネルギーを吸収し、キャビン周りは変形させずに乗員を保護します。例えばバンパービームフロントは前面衝突初期にバリアに当たる部品であり、エネルギー吸収ゾーン全体の変形に関わっています。
また、TOAが得意とするキャビン周りの骨格部品には超高強度鋼板を用いることで、変形抑制と軽量化を両立しています。

車体骨格部品
車体骨格部品

TOAが生産する
車体骨格部品

TOAが生産する11つのパーツ
  • 数字をクリックすると該当パーツの概要が表示されます。

  • センターピラー

    1センターピラー


    主に車両側面からの荷重を受け持ち、衝突安全性能に大きく寄与します。部品の上部は強度が高く、下側はエネルギーを吸収させるため延性の高い異なる材料特性が要求され、設計・工法ともに高い技術が求められる部品です。

    【採用技術】
    ホットスタンピング+パッチワーク+TWB

  • サイドシル

    2サイドシル


    主に車両前面や側面からの荷重を受け持ち、衝突時に乗員の生存スペースを確保します。シートベルトもこの部品に固定され、乗員を保護する重要な部品です。

    【採用技術】
    冷間超ハイテン成形(980MPa材)

  • フロントピラー

    3フロントピラー


    主に車両前面からの荷重を受け持ち、衝突安全性能に大きく寄与します。またハンドルを保持するステアリングビームが固定されるため、剛性を高く設計することで走行性能の向上につながる部品です。

    【採用技術】
    冷間超ハイテン成形(980MPa材)

  • ラジエーターパネル

    4ラジエーターパネル


    エンジン房内にあるラジエーター、ヘッドランプ、ウォッシャータンク等を保持する部品です。

  • ダクトコンプル

    5ダクトコンプル


    エンジンルームと乗員室を区切る隔壁としての役割を受け持ちます。ワイパーを保持する部品の固定や前面衝突時に歩行者を保護する等、重要な機能を持っている部品です。

  • リンフォースレールサイドアウターフロント

    6リンフォースレールサイドアウターフロント


    主に前面からの荷重を受け持ちます。近年特に要求が高くなっている前面衝突安全性能と運転時にドライバーの視界確保の両立を実現させるため、高強度材の採用など設計及び工法に高い技術が求められる部品です。

    【採用技術】
    冷間超ハイテン成形(980MPa材)

  • ブレースセンター ブレースセンター

    7ブレースセンター


    センターピラーの上部を繋ぎ、側面衝突時に荷重を受け持ちます。車両の最上部に位置するため、重心を出来る限り高くしない様に材料を高強度化し、板厚を薄くして強度を保っています。また材料を高強度化して断面を薄くすることで乗員の頭部スペースも確保します。

    【採用技術】
    冷間超ハイテン成形(1.2GPa材)、ホットスタンピング

  • Dピラー

    8Dピラー


    車体後方の部材集合部を繋いでいます。リアゲートの保持や車体ねじり剛性(乗り心地)に大きく寄与する部品です。

  • リンフォースレールサイドアウターリア

    9リンフォースレールサイドアウターリア


    主に側面からの荷重を受け持ちます。車両の上部に位置するため、重心を出来る限り高くしないように材料を高強度化し、板厚を薄くして強度を保っている部品です。

    【採用技術】
    冷間超ハイテン成形(980MPa材)

  • バンパービームフロント

    10バンパービームフロント


    前面からの衝突エネルギーを吸収し、衝突安全性能に大きく寄与します。軽度な衝突時は車体の損傷を防ぎ、大きな衝突時は乗員へのダメージを抑制する部品です。

    【採用技術】
    ホットスタンピング

  • バンパービームリア

    11バンパービームリア


    後面からの衝突エネルギーを吸収し、衝突安全性能に大きく寄与します。軽度な衝突時は車体の損傷を防ぎ、大きな衝突時は乗員へのダメージを抑制する部品です。

    【採用技術】
    ホットスタンピング、冷間超ハイテン(980MPa材)

サスペンション部品

走りの愉しさを実現する軽量高剛性、高精度な足回り部品

サスペンション部品は、車体とタイヤをつなぎ、自動車の「走る・曲がる・止まる」を掌る部品です。
自動車の安全と、操縦安定性や走りの愉しさには、サスペンション部品の耐久性・剛性・精度が大きく関わっており、TOAでは開発初期から設計し自社で試験評価を行うことで、軽量で最適な構造を提案しています。

サスペンション部品

TOAが生産する
サスペンション部品

TOAが生産する4つのパーツ
  • 数字をクリックすると該当パーツの概要が表示されます。

  • アームF

    1アームF


    フロントタイヤと車体を繋ぐ部品で、タイヤからの入力を受け止めて車体に伝達します。プレス成形を用いることで軽量であり、荷重に対するたわみが極めて小さい高剛性の設計で、操縦安定性の向上に貢献しています。

  • クロスメンバーF

    2クロスメンバーF


    車両前方に位置するフロントサスペンションとボディをつなぐ主要部品です。アームFからの入力を受け止める、エンジンを支えるなどの機能があり、狭いスペースの中で効率よく剛性を向上させる形状が必要です。

  • サブフレームR

    3サブフレームR


    車両後方に位置するリヤサスペンションとボディをつなぐ主要部品です。リヤタイヤの位置決めのほか、デファレンシャルギアを保持するなど重要な機能があります。剛性、精度を高くすることで後輪の位置決めがしっかりとし、操縦安定性が向上します。

    【採用技術】
    ハイドロフォーミング

  • リンクR

    4リンクR


    リアタイヤと車体を繋ぐ部品で、タイヤからの入力を受け止めて車体に伝達します。プレス成形を用いることで軽量であり、荷重に対するたわみが極めて小さい高剛性の設計で、操縦安定性の向上に貢献しています。

開発の流れ

開発の流れ
  • STEP 1

    技術開発

    01.要素技術開発


  • STEP 2

    開発設計

    02.構想検討


    03.設計


    04.解析


    05.試作


    06.実験


  • STEP 3

    生産技術

    07.金型・治具設計


    08.工程設計


  • STEP 4

    生産

    09.プレス


    10.溶接


    11.塗装


テクニカルセンター

テクニカルセンター

Technology技術紹介

業界をリードする技術開発力で自動車の性能向上に貢献。
要素技術開発から部品設計、生産ラインの構築まで
一貫で行うのものづくり。

お客様の車両構想段階から共同開発に参画し、最先端の加工技術の研究、CAEを活用した部品・金型・工程設計や試験評価などを行っています。

テクニカルセンター
テクニカルセンター
ホットスタンピング

ホットスタンピング

鋼板を加熱して、成形と同時に急冷するホットスタンピング技術を確立。1500MPaという世界最高レベルの引張り強さを持つ車体骨格を生産しています。

ハイドロフォーミング

ハイドロフォーミング

「液圧成形」とも言い、パイプ素材に内から超高水圧をかけ、膨らませて加工する先端技術です。シームレスで加工ができることから、製品の薄肉化が図れます。

デジタル設計

デジタル設計

強度や剛性などの部品性能を事前検証できる構造解析に加えて、成形性を検証する塑性加工解析や、溶接の工程設計にも解析を導入し開発の各段階で高精度で事前検証できる体制を構築しています。

実験・評価技術

実験・評価技術

設計時に織込んだ部品性能が実際の部品で発揮されているかを確認するため、自社でサス部品の強度や耐久性が評価できる試験設備を所有しています。近年は車体骨格部材に対しても評価ができるよう新しい試験装置の開発、導入も進めています。

組立ライン設計

組立ライン設計

高品質、高効率のモノづくりに対して、生産の自働化技術は欠かせません。工程シミュレーションやロボットの制御技術の向上により、究極の自働化を追求しています。

溶接技術

溶接技術

自動車部品の組立てにおいて、溶接は重要な要素技術のひとつです。TOAでは、抵抗溶接、アーク溶接を基盤として、レーザーやプラズマなどの新しい溶接技術についても技術開発、量産を行っています。

Production製造現場

製造現場

最先端の設備を導入し、新しい加工法や材料に対応。
より付加価値の高い自動車部品を安定かつ大量に生産できる体制を構築。

自動車部品は、品質・精度が高い部品を、安定かつ大量に生産することが要求されます。最先端の加工技術に対しても、生産条件のノウハウ化や継続的なライン改善などを行うことで安定した量産につなげています。

トランスファープレス

トランスファープレス

ハイドロフォーミング

ハイドロフォーミング

ホットスタンピング

ホットスタンピング

Quality品質保証

品質保証

世界トップレベルの精度・品質を追求

性能を最大限に発揮するために、自動車部品にはより高い形状精度が要求されています。TOAでは生産スピードに合わせて全数の精度を測定できる非接触式精度測定装置クオリティゲートを日本で初めて導入し、主にサス部品に対して精度・品質の大幅な向上を目指しています。

ミクロン単位の接触式3次元高精度測定システムを導入

高精度なモノづくりには用途に合わせた精度測定システムが不可欠です。高精度な接触式3次元精度測定システム(CMM)や、素早く部品形状がスキャンできる非接触式3D測定装置などの多様な計測機を所有しており、試作から量産まで一貫してデータを活用した開発を進めています。

非接触式精度測定装置

非接触式精度測定装置

非接触式3D測定装置

非接触式3D測定装置

接触式3次元精度測定システム(CMM)

接触式3次元精度測定システム(CMM)

自動車事業に関するお問い合わせ

まずはお気軽にご相談ください。